創業嘉永元年
■長期熟成■1983年製造古酒10%ブレンド
後味がすっきりなので飲みやすく、品のあるラベルは贈り物にも喜ばれるのではないでしょうか…
【お楽しみいただき方】
水割り、オン・ザ・ロック、お湯割り等お好みの飲み方でお楽しみ下さい。
■古都首里■
南蛮渡来のラオロン酒を手本に、琉球で酒がつくられるようになったのは、約15世紀頃のこと。
高温多湿の土地の空気には、黒こうじを用いた独特の酒、泡盛誕生の素養がすでに漂っていた。
なかでも、泡盛を三年以上ねかせて熟成をすすめたものは「古酒」(クース)と呼び、たいそう貴重な品となる。
長く置くほどに、ふくいくたる香りに深みを増し、トロリとしたまろやかな味わいが加わる。ほんのり琥珀の色あいを持つのも特長である。
琉球王朝自らの楽しみの酒であり、冊封使をはじめ国を挙げて大切な客のもてなしの宴でもふんだんにふるまわれた。
また、江戸幕府の献上品には、欠かすことのできない逸品のひとつであった。
杜氏と時が織り成す味わいの文化は、今でも多くの人々の歴史と伝統を語りかけてくる。
14世紀後半、察度が首里城を王府の拠城と定めてから、城下町として発展した首里。
沖縄本島の中でも一段と小高い丘の上に位置し、眼下に那覇の街が一望にひろがりを見せている。
城の周りには円覚寺をはじめとする寺院や龍潭池など、歴史と深いかかわりを持つ文化財が集中する。
東側には、泡盛づくりをこの地に限って許された首里三箇があり、王府の保護の元で最高級の品を育み続けている。
緑が垂れこめる石畳の坂道に、いにしえの人から受け継いだやわらかな語り口とそぞろ歩く足音が今も響いてくる…
<写真>ここです!瑞穂酒造さん
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